Asia Eternal Weekend Legacy 2022 参加プレイヤークイックインタビュー

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text by S.Nishikawa

 

11月27日(日) 8時30分。他の全てのイベントに先駆けて始まるのが、Asia Eternal Weekend Legacy 2022だ。まだ空席も目立つ会場内の一角にぎっしりと集まったプレイヤー達。

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ジャッジの挨拶に合わせ、その首が一斉に傾き

「よろしくお願いします」

の大合唱。Asia Eternal Weekend Legacy 2022の1回戦に繰り広げられたその光景は、「プレイヤーズコンベンション」2日目というイベントそのものの開始の合図ともいえるでしょう。

ここから長く厚い半日近い戦いが繰り広げられることになりますが、体力がまだ十分に残されているうちにこの場に赴いたプレイヤーの方の何人かに簡単なインタビューをさせていただきました。使用デッキや今のレガシーをどのように考えているか、どのように戦っていくかなど、環境理解の一助となれば幸いです。

 

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フジノさん

使用デッキ:ANT

ずっと同じこのデッキを使っているし、コンボも好きなのでやっぱりこれしかないなと。

青赤デルバー全盛の今の環境的には厳しいけれど、勝つよりも楽しみたいという思いが大きいです。

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トノムラさん

使用デッキ:青黒デルバー

強い弱いというよりも、コントロール寄りに戦いたくて、この形でデッキを選択しています。

(コントロールが好き?)確かにいつもそうかもしれないですね。

ただ、青赤デルバーと比較する《紅蓮破/Pyroblast》や《表現の反復/Expressive Iteration》が無いのは正直厳しい。
それに代わるような軽量アドバンテージ獲得カードが見つけられていないです。

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タナカさん

使用デッキ:8-cast

《ウルザの物語/Urza's Saga》を使うデッキが良いなと考えました。やっぱり非常に強力なカードですね。土地なのでカウンターされないのがありがたい。

環境デッキと言えば青赤デルバーですが、十分以上に戦えます。そうはいってもやっぱり手強いのでマリガンとかすると差が大きいですね。

初戦もそれで落としてしまったのでここから頑張ります。

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クリタさん

使用デッキ:レガシー版ハンマータイム

モダンでずっと使っていて、これレガシーにもコンバートできるし十分戦えると思いました。

追加されている箇所は《オパールのモックス/Mox Opal》や各種アーティファクトランド。主力は《現実チップ/The Reality Chip》。

わからん殺しができるのがなによりも有利で、対戦相手もずっと「何が出るのかわからない」って言ってました。

ただ、《兄弟仲の終焉/Brotherhood's End》だけは勘弁してください。

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キシノさん

使用デッキ:ボロスイニシアチブ

赤単プリズンを使おうとしてたんですがクロックが弱くてて......流行りのイニシアチブデッキをもとにボロスに変換する形にしてみた所大きく改善したのでこれを持ってきました。

さっきの戦いはジェスカイデルバーだったのですが、《血染めの月/Blood Moon》が入ったアグロなので、しっかりとそれが刺さってくれて勝つことができました。

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サカクラさん(四日市レガシー)

使用デッキ:白単イニシアチブ

元々ストンピィ系のデッキを使っていて、最近流行りのこの形に自然に移行した形です。どうもここ一週間、目の敵にされている感じがしますが(笑)

《抑制の場/Suppression Field》を採用することで環境の色々なデッキと渡り合えるようにしているのが特徴です。今の環境的には仮に対策されても十分に殴り合えると考えています。

青赤デルバーとの対戦は相手がこのデッキの動きを知っているかどうかというのが凄く大きいですが、全般的には五分五分かなと。

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オクムラさん(てら古屋)

使用デッキ:白単イニシアチブ

未知のデッキなので、自分自身の経験値も積みたいし、デッキ自体をもっと磨き上げていたいのでこれを選びました。

最近有名なタイプになってしまいましたが、まだ対策されてない方も多いですし、対策そのものがまだ確立できていないところがあるので、その点はアドバンテージです。

(先ほどインタビューさせていただいた方も白単イニシアチブでした)やっぱり流行っていているんですね。

(チームメイトの方は皆このデッキ?)いえ、私だけです。みんなそれぞれ自分が好きなデッキを使ってます。

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サカモトさん(くじから)

使用デッキ:青赤デルバー

ずっとデルバーを使い続けているのが(選択の)第一理由。多くのカードが無くなっても強力で大量の1マナのカードのお陰で、色々なゲームプランが立てられるのが良いですね。

トップメタデッキですが、それが苦になるということは無いです。ちょっと曖昧な対策がなされているデッキが多いイメージを持っています。

デスタク(※Death & Tax)やアルーレンみたいに、勝てそうなのに一歩足りずに勝てないデッキが苦手なんですが、そういったデッキは真っすぐぶつかるSnT(※《実物提示教育/Show and Tell》デッキ)とかの相性が良くないので助かっている部分もあります。

最近イニシアチブデッキが流行っていてさっきも当たりました。デルバーのお陰でイニチアチブの取り合いには負けないので、同じ速度でゲームするなら最終的に押し込めるという感触です。安定感では勝ってますね。

 

「今のレガシー環境は青赤デルバーを中心に構成されている」このことはほぼ間違いなく参加者全員の共通認識です。いかにしてデルバーを打ち倒すのか、ということに腐心されているプレイヤーの方も多いのではないでしょうか。

そのような中、実際に青赤デルバーを使用しているサカモトさんは「対策は確かに行われているのだけど、それで本来の動きがくずれてぼやけてしまっている人も多い」という言葉を残されていましたた。

今回ランダムでインタビューさせていただいた中、3人もの方が連続して「イニシアチブデッキ」を使っていますと仰られていたのがとても印象的なトピックス。ここ最近出てきたデッキであるだけに、未知の、それでいて開拓し甲斐のあるアーキタイプですね。

先日Pauperでは関連カードが使用禁止カードに制定され、昨日行われたAsia Eternal Weekend Vintageでも見事に決勝進出を果たしており、その実績は十二分。環境打破の鍵を握っているのかもしれません。

 

ここまでデッキの強みなどに関して記載しましたが、それ以上に皆口をそろえて言っていたのが「楽しみたい」ということでした。レガシーは楽しい、勝てれば更に嬉しい。それを目指してプレイヤーはこの地に集まっているのです。

「ありがとうございました」

また一つのテーブルで対戦が終わったようです。試合中の真剣な表情が一転し、友人に結果を報告するその顔はとても楽しそうな表情をされていました。

 

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