プレイヤーズコンベンション愛知2022 イベント邂逅編
タグ:カバレージ, プレイヤーズコンベンション, プレイヤーズコンベンション愛知2022text by S.Nishikawa
イントロダクションに引き続き、会場を回っていきましょう。
「プレイヤーズコンベンションオープン 2022 supported by 日清食品」本戦会場は第3ラウンドに突入したところ。未だ変わらない熱気に包まれています。そして大会優勝者には、副賞として「完全メシ カレーメシ 王風カレー」が1年分送られることが発表されました。
ジェイスが次から次へとカレーメシを作り出しているような錯覚を覚えてしまいます。これを手にするプレイヤーが決まるのは27日の暮れごろになるでしょうか。勿論実際に会場で観戦することが可能です。
マジック・ザ・ギャザリングはコレクター要素も非常に大きなゲームです。そしてそのコレクターにとって垂涎の品となるのが「サインドカード」。そんなとても美しく、時に笑わせてくれる数多のイラストを生み出しているイラストレーターの方々による貴重なサイン会が開かれています。
どのような色や、イメージでサインを入れればよいかなど話ししながら丁寧にペンを走らせている姿がとても印象的でした。貰った方々が皆一様に笑顔になるのも当然ですね。
サイン会会場を後にし会場を眺めていると、スタッフと1対1で机を挟んで何やら歓談している方がいらっしゃったので近づいてみたところ、ティーチングキャラバンが行われていました。
丁度終わられたところのようだったのでお話を伺ってみました。
「マジックというかカードゲーム自体ほとんどやったことが無かったのですが、そんな僕でもわかりやすく教えてもらって、終わってみたら、こんなに遊びやすくできているんだなと。思ってたよりわかりやすかったですね。」
「いつも遊んでいる友人はマジックをやっていて、ゲームの雰囲気とかは聞いていました。初心者に教えてくれる場所がある聞いて来たんですが、実践させてもらえてよかったですね。これからもできれば遊んでいきたいです。」
とのお言葉。この方がおっしゃられたように、非常に丁寧にかつ分かりやすくマジック・ザ・ギャザリングのルーリングを説明してもらえる場となっています。
興味はあるんだけどルールが難しそうだよなぁ......とか、実際に何が面白いのかわからないな、などと思われている方は是非ともご参加ください。今回のような会場でもよいですし、ティーチングキャラバンは、定期的に全国のショップで行われていますので宜しければ調べてみてください。
お話を一通り伺い席を立つと、目に飛び込んできたのは「サイドイベント」の行列。丁度「ジャンプスタート2022シールド2」の受付タイミングだったようです。イベント参加予約を終えるとそのまま流れるようにフライト式で行われる8人イベントトーナメントへエントリーされる方もいらっしゃいました。流石にマジック大好き軍団の集まりです。
ティーチングキャラバンでマジックのイロハを知った方々も、そうなってくれると嬉しいですね。
そろそろお腹がすいてきましたか? 大丈夫です。今回も会場内で膳や様の特製弁当やフルーツサンドを購入することができます。
疲れた頭と体では何もできません。いったん腰を落ち着けてゆっくりと体力回復することに努めましょう。
体力回復のあとはスマートフォンにもエネルギーを充電。
今や生活必需品となったスマートフォン。大会に参加するにも必要不可欠です。会場内には充電エリアを設けていますので譲り合ってご使用ください。
会場の一角が騒がしくなってきました。そろそろインフルエンサーによるステージイベントが開催されるみたいです。急いで向かうこととしましょう。
最初に登壇するのは開封大好きよしひろさんによる「MTGイラストコンテスト」。BIG MAGICの主催するイベントでは恒例となった、カードイラストを90秒で描いてみようというコーナーです。「90秒という限られた時間だからこそ生まれる閃きと輝きが大好きなんです」とよしひろさんは語ります。
第1問目として画面に移されたのは《プレインズウォーカー、ウルザ》
最新パックの目玉カードというだけあって「予想できていた」方もいらっしゃったのか、よしひろさんが参加者を募るとすぐに上がる手。そしてそこから何となく選ばれた一人の男の子が......なんと3年前のマジックフェストでもよしひろさんと会っていたとのこと。
「お祭りの場はこういうのがいいですよね」
再開に痛く感動するよしひろさんでした。
そんなよしひろさんが描いたウルザ。見事に特徴を捉えていて、90秒とは思えない出来栄え。
イラストの余りのすばらしさによしひろさんが脱帽していたのがこちらの一枚。
壇上に上がっていただいた方には参加賞として最新パックを1パック、さらによしひろさんが選んだお一方に追加で1パックをお配りするという企画だったのですが、このイラストには「本音では再会した少年に上げたかった。でもこれだけの画力で殴られたら仕方ないですよね」との評価。終始「プロじゃないですか?」と確認するよしひろさんでした。
会場内ではガチャガチャも行われています。サイドイベントなどで貰える抽選券で回すことができる企画で、金賞から白まで外れ無し。やって損なし。
特賞が出るのをまって少し待っていたのですが、そうはなかなかうまくはいきませんでした。
......後から聞いたところ、筆者がその場所を離れてから10分後ぐらいに「赤玉」が出て、兄弟戦争のコンプリートセットをゲットされた方がいたとのこと。おめでとうございます!
さて、最近のマジック・ザ・ギャザリングと言えば、各種コンテンツとのコラボレーションが盛んにおこなわれていますが、その中でも「ダンジョンズ&ドラゴンズ バルダーズ・ゲート」とのコラボは外すことができないでしょう。
元々マジック・ザ・ギャザリングはD&Dを始めとするテーブルトークRPC(TRPG)の待ち時間に行うものを目的として開発された、という逸話もあり、この二つは切り離すことができない関係です。
今回会場内では「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の体験会を行うスペースが設けられています。スタッフの方によると
「思っていた以上に興味を持っていてくれる方がたくさんいらして、整理券も先の時間を配っているような状態です。でもまだ空きもありますので是非お越しください」
とのことでした。折角できたつながりをいかし新しい世界に飛び込んでみるのも乙なものかもしれませんね。
駆け足で会場内を巡ってきましたが、皆様の興味をひくものはありましたでしょうか。
明日もお祭りは続きます。是非この場に足を運んでいただき、私たちと、そしてなによりまだ見ぬマジックを愛する人たちとギャザリングをしましょう!