不気味な戯れ児/Grim Poppet

タグ:, , , , ,

Card of the Day -今日の1枚- 2016/07/06

不気味な戯れ児/Grim Poppet

不気味な戯れ児/Grim Poppet

不気味な戯れ児/Grim Poppet

今日の1枚のこのカードの購入ページはこちら

案山子って怖いよね、カカシ。田舎とか遊びに行ったときに夕暮れ時とかぎょっとする。あれって農業において一体どれだけ意味のあるもんなんやろうか。鳥類だってアホやないし、あれが人間ではないことぐらい見抜くでしょう。むしろ、人間に対する警告的な意味合いの方が大きいんかなぁと改めて思う次第で。そう言えば友人が言ってたんですが、大阪の某所には営業しているのかいないのか、門を閉ざしている宿泊施設がありまして...道路から見える中庭にはカカシが一体いて、その服装などがちょくちょく変わっているという話を聞きましてねぇ。怖くなりましたか?OK、もうこの話題は終わって本題に入ろう。

 

カカシ・クリーチャーはもっとも古くは『ザ・ダーク』から登場しているが、それが1つの存在として取り上げられたのは『シャドウムーア』にて。キスキン達が作った畑の見守り役が、意志を持って動く怪物へと変身。それらはアーティファクト・クリーチャーという共通点は持ってはいるが、サイクルの中で大きな共通点は特になく。それぞれがなんとなく見た目が同じと言う点と《刈り取りの王》の能力を誘発させたりするぐらいしか部族としての繋がりはない。《不気味な戯れ児》はそんなカカシ達の中ボス的存在。『シャドウムーア』が押し出すカカシと、-1/-1カウンターをフィーチャーしたカードである。

 

7マナ4/4で、-1/-1カウンターが3個乗った状態で戦場に出てくる。つまりこの時点では1/1だ。弱いなんてもんじゃない。ただ、このボスカカシはそのカウンターを自由にばらまくことが出来る。プレイヤーには飛ばなくなった代わりに、ダメージよりも決定力のあるロケットパンチを飛ばせるようになった《トリスケリオン》である。《トリスケリオン》と異なるのは、能力を使うたびに強くなっていく点。最終的には-3/-3修正をばらまいて4/4になる、大体7/7相当・除去できたクリーチャー次第ではそれ以上の仕事をしてくれる。リミテッドでは勿論強力で、相手はこれが姿を現した途端に迂闊な戦闘を行えなくなる。カウンターを使い切ってハイそれで終わりということもなく、例えば《拷問》をこれに貼りつければ①Bの払える限り相手のクリーチャーを弱体化させることが可能。実際にプレリでこのコンボをやったら対戦相手にブチギレられた僕が保証します、このコンボは強い。

 

イラストでは酸をひたひたに満たした木桶を3つ手に(?)した巨大カカシが描かれている。これを投げつけて-1/-1修正を与えるのだろうが、ちょっと違和感が。これを持って戦闘を行った方が強くないか?あるいはこれを慎重にそーっとそーっと運ばなくて済んだことによって、自由に暴れまわれるようになってパワーアップなんだろうか。個人的にはマーベルのグルートに見えるフォルムがなんか好きでね。英名のPoppetは戯れ児と訳されているが、いったい何を意味する言葉なのだろうと調べてみると...「かわいこちゃん」を指すらしい。かわいこちゃん、少なくとも《拷問》コンボを決めている時はかわいいかわいいカカシちゃんだったなぁ。

Card of the Day 過去のカード一覧(2015.11.19~)

Card of the Day 過去のカード一覧(~2015.11.18)