BIGs 朴高志のスタイリッシュ! スタンダード・モダン・レガシー『エターナルウィークエンド裏の大会』編



こんにちは!朴高志と申します。

エターナルウィークエンド、トップ8に入りました!
準決勝で負けてしまいましたが、久々のプレミアムイベントトップ8は染み渡るものがありますね...
既にこの大会のデッキリストが掲載されていますので、他のフォーマットの入賞デッキも含めて見てみる事をオススメします。

さて、そんなこんなで気が付けばもうすぐ日本選手権ですね。
今回は、またいつも通りにスタン、モダン、レガシーからデッキを紹介します。

それでは早速、本題に入っていきましょう!




スタンダードはGPプロヴィデンスで優勝した赤単。

boku046 02.png※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます。

多数のアグレッシブなクリーチャーを搭載し、《熱烈の神ハゾレト》すらサイドに移してデッキの土地を削りに削った赤単が優勝しています。

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火力だけでなく、クリーチャーでも道を開ける事が出来るようになっているのが特徴で、兎に角さっさと殴り切る事を理想に構築されているのが伺えます。
《ケルドの炎》入りの形ですが、ここまで土地を削っているのは珍しいですね。
恐らく、入れたいクリーチャーやスペルの枚数の関係で、土地を削る事を選んだのでしょう。

なので、サイドボードには《山》が1枚入っています。
また、《木端+微塵》《嘲笑+負傷》も採用。

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《木端+微塵》はタフネスが高いクリーチャーを使う相手の為に入っています。
微塵の方は使えませんが、それでも問題無くサイドに入る辺り、いかに環境のタフネス4を倒せるかが赤単にとって重要かが伺えますね。
《嘲笑+負傷》は《ケルドの炎》と相性が良く、また《ケルドの炎》を割ってくる相手に対して代わりに近い役目を担う事も出来ます。
やや重いのが難点ですが、それでもダメージ2倍と墓地から使える火力は魅力的ですね。

いわゆるケルドレッドというデッキですが、同型や赤黒の《ゴブリンの鎖回し》は苦手。
ただそれでも、速度で圧倒出来たりするのでとても強いデッキです。




モダンはエスパーコントロール!

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エターナルウィークエンドの会場では青白コントロールを多く見ました。
とても強いデッキなのですが、同型に当たると引き分けが多く、あまり思うように勝てなかったようです。
しかし、このデッキならそんな心配はあまり要らないようですね。


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そう、瞬速飛行の大型クリーチャーでありながら打ち消されないドラゴンの《変遷の龍、クロミウム》が2枚も入っています。
出た返しの自分のターンには確実にアタック出来そうなこのドラゴンは、単体除去に対する耐性も持っており、そう簡単には止まりません。
2枚入っているのは、《至高の評決》に対しては無力であるのが理由でしょう。
この2枚で2回アタックすれば14点ですので、残りの数点は相手のフェッチランドなり、他のクリーチャーの適当なアタックで削れているという計算なのです。

他の部分はドロー、除去、カウンターで形成されていますが、その中でも《エスパーの魔除け》は4枚積みされています。
このカードは対コントロールで真価を発揮しますが、不意に出てくるエンチャントに対しても強くなれます。
《血染めの月》が苦しい3色のデッキとしては、かなり嬉しい性能ですね。

勿論、サイドボードには手札破壊も積む事が出来ます。
なので、対コントロールをしっかり見据えたコントロールデッキだと言えそうです。
コントロール同士で良く引き分けになってしまうという人は試してみてはいかがでしょうか。




レガシーでは少し懐かしい構成のデッキが登場。

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グリクシスデルバー...なのですが、その中に入っているカードは...

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黒のダブルシンボルが目立つ、強いカードがずらり。
そう、まるで緑の代わりに赤を入れたチームアメリカのような構成なのです。

クリーチャーはわずかに8枚ですが、優秀でパワーの高い《墓忍び》が3枚も入っているので問題無いでしょう。
動きとしてはお馴染み《不毛の大地》《もみ消し》に加えて《陥没孔》の3種によるマナ否定戦略、《思考囲い》《トーラックへの賛歌》による手札破壊を行い、相手の動きを大幅に鈍らせます。
そして安全を確認した上で召喚した《墓忍び》でフィニッシュ!!
このデッキでは打ち消しを《目くらまし》のみに絞って手札破壊に重点を置いていますが、それを初見で見破れる人は少なく、大抵は打ち消し呪文の方が多くデッキに入っていると思うでしょう。
そういうデッキに対して、《思考囲い》で一方的にやりたい事を把握しながら嫌がらせをしていけるのはこのデッキの特権。
そういう意味では《ギタクシア派の調査》禁止はこのデッキにとって追い風。

サイドボードには苦手な墓地利用デッキに対して《虚空の力線》を4枚用意しています。
また、メインボードには無かった確定カウンターがずらり。
土地破壊や手札破壊が有効では無い相手に対しても、構えて動けるようにしています。

土地や手札はどのデッキも重要なリソースとして扱うので、破壊されるとかなり厄介。
実際このデッキが1位になったトーナメントでは1マッチも負けていないので、この戦略はかなり強力である事が伺えます。
《死儀礼のシャーマン》が居なくなったからこそ復権した形とも言えますね。



いかがだったでしょうか。

今回は、エターナルウィークエンドの開催日にやっていた他の大会からデッキを紹介しましたが、この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。


それでは、今回はこの辺で!