ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Rakdos Cackler, ラクドスの哄笑者, ラヴニカへの回帰, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/09/30
ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
「テーロス」がいよいよ発売され、この週末は各々充実したマジックライフを送られたことと思う。
発売前と後で、あっという間に評価が変わったカードはないだろうか?
テーロスには様々なメカニズムが組み込まれている。個人的には「怪物化」を持つカード達が面白い。
突如として牙を剥くというフレイバーとしても、マナフラッドをカバーするという点においても。
怪物化は原則として+1/+1カウンターが定数乗る能力であり、怪物的という状態になることでサイズ以外の面でもボーナスが得られるものがあるよ、というものだ。
さて、クリーチャーに+1/+1カウンターが置かれる能力は何も今に始まったことではない。
今週はこのサイズをあげるカウンターにまつわる一週間でいってみよう。プラスワン・ウィークだ。
まずは直近の「ラヴニカへの回帰」から、「解鎖」だ。
この能力は、クリーチャーが場に出る際に+1ボーナスを得た状態で出ることを選んでも良いというもの。
純粋に点数で見たマナコストに過ぎたる打撃力を得られるのだが、勿論美味しいことばかりではなく、サイズアップした連中はブロックに参加できなくなる。
「解鎖」は英語では「Unleash」、「解き放つ」または「(感情・心境などを相手に)浴びせかける・爆発させる」という意味を持つ。
ラクドスというギルドのイメージにもぴったりだ。解き放たれれば死ぬまで前のめり、雇い主(プレイヤー)が落とされようが構うもんかという能力は素晴らしい。
これらのラクドス教団の一員の中で、最も使われているヤツといえばこの哄笑者だ。
1マナ2/2はいつだって強い。
歴代の赤の1マナパワー2連中と比べても、デメリットは可愛いものだ。
いざとなれば鎖を解き放たずに、チャンプブロッカーとしてプレイヤーの盾にすることもできる。
これからも赤いデッキ(及び黒いデッキ)の先兵として、そのギラついた笑顔を見せ続けることだろう。