ひなびた小村/Rustic Clachan

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/02

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「モーニングタイド」は+1/+1カウンターがテーマの1つになっているセットだ。

 

キーワード能力「補強」は、本来のカードとしての用途を持ちながらもそれがもう不要である状況・あるいは緊急事態に、コンバットトリックとして使用できるカード達というデザインがなされている。

 

「補強X」と書かれ、コストを払って手札から捨てることでX個分の+1/+1カウンターを対象のクリーチャーの上に置くことが出来る。

 

シンプルでわかりやすいこの効果は、「サイクリング」の亜種と考えることもできるだろう。

 

起動型能力であるため、呪文よりもより安全に運用できるコンバットトリックであるが、《真髄の針》《抑制の場》などの影響は受ける。

 

補強を持つカードはいかにも「ザ・リミテッド」なものが多いが、その中でも構築シーンで活躍したのが今日の1枚《ひなびた小村》だ。

 

このカード、普段は若干デメリットがついた平地であり、マナが十分な終盤は自軍の打撃力をアップしてくれる使い勝手の良いカードだ。

 

デメリットである「キスキン見せなきゃタップイン」も、それらが溢れ返っている「キスキン」で用いればほぼアンタップインさせることが出来る。

 

どうせ1ターン目、この土地を出すために見せた《ゴールドメドウの重鎮》はそのまま出すことになるのだからデメリットと考えなくても良いレベルではあるが、土地が4枚で手札は《雲山羊のレインジャー》のみという状況で引いたのがこのカードだったら...というシーンも無い訳ではない。

 

それでもこの土地を使うのは、やはり補強がそれだけ優秀だからだ。何より、「キスキン」というデッキと噛み合いすぎている。

 

「キスキン」は1、2マナのキスキンでボコボコ殴って勝つデッキではあるが、最も流行ったタイプはこの序盤の攻めを《イーオスのレインジャー》《遍歴の騎士エルズペス》《黄金のたてがみのアジャニ》そして先述した雲山羊など、割とマナを必要とするカードが多く積まれている。

 

《運命の大立者》もマナ食い虫ではある。これらのカードを潤滑に運用するため、デッキの土地は25枚ほど必要になってくる。

 

この構成で、マナフラッドが起きても戦線に触れることの出来る土地というのは実にありがたいのだ。

 

また《メドウグレインの騎士》を3/3、4/4と育ててしまえばそれだけでEasy Win出来たゲームが少なからず存在したことを付け加えておこう。


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