2014/02/08 Thunder Spirit - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, Thunder Spirit, レジェンドThunder Spirit
稲妻・雷というとマジックの世界ではすっかり赤の専門分野となってしまっているが、黎明期においてはそうではなかった。 色合いのイメージからなのだろうか、白にそれらをモチーフにしたカードが存在していたのだ。
この《Thunder Spirit》もそれら白い稲妻・雷カードの1つである。
話は突然変わって、アイスクリームの話をしたいと思う。
いや、何を言ってるんだコイツは?と思われるのも当然のリアクションだが、ちょっとだけ聞いて欲しい。
僕が好きな味は、キャラメルとかクッキークリームとか抹茶とかラムレーズンとかなんのかんの経たあげく、 結局「バニラ」に落ち着くんだなという結論に最近達した。
特に、その中でもミルク感が強く、主原料である牛乳の味・風味が濃いものがなお良い。
こういったアイスのことを「フレンチ・バニラ」と呼ぶらしい。フランスではそれがスタンダードなのだろうか。いい国ですね。
さて、話をマジックに戻して。
マジックでは何も能力を持たないクリーチャーのことを、トッピングが何もないアイスとかけて「バニラ」と呼ぶ風習が昔からある。
アイスではバニラが好きな僕でも、マジックとなるとトッピングがいっぱいついているものの方が嬉しい。それが他に類をみないユニーク能力ならなおさらだ。
逆に飛行やトランプルといった基本の能力しか持っていないクリーチャーは、実質バニラと似たようなもんだなと見られてしまうのが世の常だ。
確実にバニラより上ではあるが、それに準じたようなこれらのクリーチャーを「フレンチ・バニラ」と呼ぶのである。 これはマジック開発部で実際に用いられた由緒正しきマジック語だ。
この「雷のスピリット」は典型的なフレンチ・バニラだ。
しかしユニーク能力を持っていないとはいえ、3マナで2/2飛行先制攻撃とあれば戦力としては十分に素晴らしいものだ。
クリーチャーの質が著しく低い「レジェンド」当時、このカードのコストパフォーマンスの良さは群を抜いているものだった。 勿論、当時の「白ウィニー」では問答無用で採用され、しばしば《Moat》を飛び越えて本陣に殴り込む活躍を見せたものだった。
実にリミテッド向けの良いスペックのカードであるが、悲しいかな再録禁止カード。
完全な同型再録もできないため、数々の「似ているけどもちょっと違う」カードが存在する。
「時のらせん」にて、再録禁止カードに変身するアーティファクトのサイクルとして陽の目を浴びることになる。 その後、Magic Onlineにて再録された際に「エレメンタル」のタイプを獲得。
スピリット・エレメンタルというどっちつかずではあるが、受ける恩恵が大幅に増えたため純粋に強化されたとみていいだろう。