2014/07/19 神経スリヴァー - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, レギオン, 神経スリヴァー神経スリヴァー/Synapse Sliver
「部族支援」と一口に言っても、それこそ部族によって様々。
それぞれの部族によって得意不得意は存在するし、何より色の特性というものも無視はできない。
空を飛びまわるエルフ達、再生能力を得た人間達。 なんかイヤでしょ。部族によって出来ることとできないことがあるのは当然なのだ。
しかし、スリヴァーという部族なら、それこそ何でもしてくれるんじゃないだろうか。 何せ5色全てに属している、この特権は他の追随を許さない。
何でもできちゃうスリヴァー達にとっちゃ、アドバンテージの獲得さえも容易いもの。 《神経スリヴァー》は「対戦相手に戦闘ダメージを与えれば1ドロー」という、所謂「カササギ能力」というやつを群れに共有する。
盤面に並べてナンボのスリヴァーは、手札の消費が激しい。相手が盤面に対処できるデッキならば、二の矢三の矢を用意できなければ苦戦を強いられることになりそうだ。
この問題も、この《神経スリヴァー》がいれば万事解決。殴って引いてパワーアップ、殴って引いてパワーアップ、この繰り返しはまさしく「確変」というもの。
スリヴァー全体で見ても、かなり強力な能力を有していると言って良い。
しかし、強力な能力を有しているとは言っても、単体では5マナ3/3。
これのみでこの能力を誘発させることは、かなり難しい。強力なレアであっても、コモンの《有翼スリヴァー》のようなサポートがなければその能力を活かすことは困難である。
スリヴァーはあくまで、スリヴァーなのだ。この塩梅が、スリヴァーという種族を素晴らしいものにしているのだと僕は思っている。
フレーバーテキストには、このスリヴァーが「精神エネルギー」を餌にしているということが書かれている。それ故にゴブリンに危害を加えることはないというのは面白いと共に、興味深い。
この能力をスリヴァー達が共有すれば、彼らの食性は全て「精神食」へと変化するのだろうか。 もしそうであるならば、ゴブリン達にこのスリヴァーを携帯させていれば、どんなスリヴァーの群れと出くわしても常勝ということになる。
これは熱い!…いや、そこまで知恵が回る精神エネルギー、持ってないんだったね…。