2014/12/01 劇的な救出 - Card of the Day -今日の1枚-

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劇的な救出/Dramatic Rescue

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 つい先日、かのSF超大作シリーズ「STAR WARS」の新作予告編が解禁となった。以前に受けたインタビューでもSTAR WARS好きだと公言していた僕ですが、勿論この特報には震えたものです。まだほんのさわりでしかないけども、あの世界を代表する宇宙船、ミレニアム・ファルコン号がグイーンと天地を逆さに飛行してゆくシーンだけで、もう、十分。お腹いっぱいになったものです。ああいう映像っていうのは映画ならではだよなぁ。  マジックにも映画のシーンを髣髴とさせる、迫力があったりストーリー性が強く感じられる素晴らしい構図のイラストが多く存在する。今週は「シネマチック・ウィーク」と題して、そんなワンシーンを切り取ったようなカード達を紹介して行こう。

 1枚目は《劇的な救出》、英名に「Dramatic」と入ったりする辺りもこのウィークに相応しい1枚だ。イラストでは、火災が起きた塔からアゾリウス評議会のメンバーが、同ギルドに属するグリフィンに救い出されているシーンが描かれている。間一髪という場面を越えて、次の静かなシーンへと繋ぐ構図だ。このままグリフィンが画面に向かって飛んできて、そして消える。パンフレットなんかに載っている写真だなという感じ。

 そのイラスト通り、アゾリウスに所属するこのカードは青白の2マナでクリーチャーを1体バウンスするという《送還》に、白1マナ分のオマケ・2点の回復がついてくるというもの。白1マナで言うと《治癒の軟膏》と同等のマナであるため3点回復が妥当かというところだが、1枚のカードで2つ分の役割を果たす時点で十分に強力であるため、回復部分は気持ち抑えられている仕様になっている。《対抗呪文》+《治癒の軟膏》だった《吸収》はやはり「おかしい」1枚だったということだ。軽いバウンス呪文ということで、リミテッドでは十分に有用。「ラヴニカへの回帰」環境にはアゾリウスがばらまくトークンやゴルガリがカウンター乗っけまくった・あるいはオーラを貼り付けまくったクリーチャーなど、手札に戻すことで実質除去したのと同義のカードが多く存在する。そうでなくても、バウンス+2点回復はライフを削り切れると判断してフルパンチをかましてきた相手の計算を根底から覆すことになるだろう。青白2マナ立てている相手にはこれを警戒しながらアタックを行っていかなければ、この環境で勝つことは出来ないと言っても言い過ぎではない。

 また、救出ということで戻すクリーチャーは自分のものでも構わない。同環境には《拘引》という《平和な心》系の除去もあったし、《刺し傷》という「許してはいけない」鬼の1枚も存在した。これらから身を守ることが出来、除去呪文として自身のアタッカーの道を拓くことも出来る。万能呪文というのはこういうカードの事を言うのだ。…でmの、構築ではもっと万能呪文が存在したため見ることはなかったなぁ。

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