2014/12/24 敬慕される教師 - Card of the Day -今日の1枚-
タグ:Card of the Day, エルドラージ覚醒, 敬慕される教師敬慕される教師/Venerated Teacher
ジレンマ___それと戦い、向き合っていくのがマジックというゲームである(たぶん)。ゲーム中の選択肢・デッキ構築・メタゲームの読み…などもそうだが、最も顕著に出るのがシールドの構築であると個人的には思う。この色はレアが最強だがクリーチャーが足りない、クリーチャーが足りる色はそもそも他の色よりも評価が一段階低い色なので、妥協して組んでもGP初日を突破できるかは怪しい。じゃあどうするか…いっそのことマナサポートを信じて贅沢にいってみるか?…こういった状況で100点満点の正しい答えを出せるプレイヤーは世界のほんの一握りで、一般的なプレイヤーは世界を目指すよりも失敗を避けることを優先するべきだ。シールドは本当に難しい。
「エルドラージ覚醒」がMagic Onlineに登場した時、僕はこのリミテッドの虜となった。ドラフトもシールドもとにかく遊んでパックを稼いで(ちょくちょく大損して)、毎日楽しいMOライフを送っていたのも懐かしい話だ。シールドでは特に、《敬慕される教師》を見ての感想が多かったな、と思い出した次第で、今日の1枚に抜粋させてもらった。
どういった感想が出てたのかというと、「ティーチャーいるのに青いLvアップいねぇ~」というものだ。同セットの看板能力「Lvアップ」は、クリーチャーにマナを注いでレベルを上げればだんだんと強くなっていく、RPG風味の能力だ。これをサポートするのがこの「ティーチャー」。自身は3マナ2/2のバニラと良いところなし…とまでは言わないがカードとしての下限といったところの能力。しかし戦場にLvアップ持ちがいればもうバニラとは言わせまいと、彼らに戦術を叩き込んでその才能を引き上げる。戦場に出た時に全てのLvアップ持ちにLvカウンターを2個置く=2レベルアップさせるという能力は、下準備が整っている状況では強力極まりない。1ターン目《空見張りの達人》、2ターン目《珊瑚兜の司令官》、3ターン目ティーチャーとか使う方も使われる方もクラッとくる強さだ。
このティーチャーが、例えばプールに3枚あるけども青自体は貧弱。白にLvアップ持ちがいっぱい…こんな時、《勇者のドレイク》がいたらなぁ。そういった思いにさせられることが多かった。またあの環境のシールドで遊んでみたいが…難しいだろうなぁ。