2015/01/30 魔女の腑のネフィリム - Card of the Day -今日の1枚-

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魔女の腑のネフィリム/Witch-Maw Nephilim

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  『運命再編』でも目玉神話レアと言われて、実際にスタンダードでも使用されその能力の一端を見せたのも記憶に新しい《僧院の導師》。この手の、非クリーチャー呪文と相性の良いクリーチャーというのは古くから存在する。

《クウィリーオンのドライアド》は非常に多くのプレイヤーの心を掴んだ。土地を切り詰め、少数のクロックと1マナドローやピッチスペル、「グロウフィッシュ」「ミラクルグロウ」「スーパーグロウ」「カナディアンスレッショルド」「RUGデルバー」…皆好きなはずだ。

そのファミリーに、もしかしたら《僧院の導師》率いる新たなデッキが名前を連ねるかもしれない。が、今日は同系列のカードにしてもっとパンチの効いた、オススメの1枚を紹介しよう。

 まず、イラストよ。これはアカン。「魔女の腑」の名の通り、確かに「腸」っぽいデロンとした身体に人間のような歯茎剥き出しの口と長い舌、蟲のような長い手足に毛が生えて、そしておでこにあたる部分に謎の人面上の紋様。

こんなものがハラワタとして腹の中に収まってる魔女は真の化け物じゃねーか。グロテスク極まりないその見た目に反して、色鮮やかな間海外の4色というマナコスト。

そしてサイズはたったの1/1!ただ、そんな人間一人分の戦闘力も(この見た目で人間と同等のサイズとか想像もしたくないが)、あっという間に象を上回り、ドラゴンを見下げて、魔界の王族すら踏み潰す大怪物へと成長するのだから恐ろしい限りだ。

この手のクリーチャーは呪文の色やタイプを指定してくるのが常だが、ネフィリムは呼び出すのに4色も要求しているだけあってその辺はおおらか。

呪文であれば何でも喜んでその精気を吸い、一気にサイズを2段階成長させる。まあこのマナコストなら呪文2回唱えてやっとスタートライン、3回目からは頼もしい怪物として暴れてくれることだろう。

 書いててやっぱり、活躍できない気しかしなくなってきた。これならまだ《クウィリーオンのドライアド》2ターン目に出して育てた方が随分マシである。《タルモゴイフ》最強。

 さて、空気のような2つ目の能力。攻撃時にパワーが10以上であればトランプルを得るというもの。これ、普通にパワー10越えたらトランプルを得る、で良いんじゃないの?と思われる方も多いと思うが(最初から持ってていいじゃないか、というのはナシで。この話の焦点はそこじゃない)、これは実はわざわざこんなわかりにくい能力として設定している。

何故なら「ネフィリムがパワー10以上の時、これはトランプルを得る」という能力はマジックのルール上、機能しないのである。「???」と思われた方は、お近くのジャッジに聞いてみて欲しい。…丸投げEND、たまにはそういうのも良いじゃない。ジャッジと交流していこう!

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