2015/02/02 ウーコーの手下悪鬼 - Card of the Day -今日の1枚-

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ウーコーの手下悪鬼/Henchfiend of Ukor

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  節分!…には1日早いけども、なんだかほんの少しだけテンションが上がるものである。やっぱり、自分の生まれ育った土地の古来からの風習というのはなんとなく受け継いでいきたいものである。これって不思議な感覚だね。そもそも節分に恵方巻き、というイベントは大阪で行われていた風習らしく、ここ数年で一気に全国区になったものらしい。らしい、というのは僕が物心ついたころから当たり前の光景であったから、それが商業的なアレで全国に広まったという感覚が全くないからである。そんな節分に因んで、恵方巻き…なんてカードはなく、巻物に関するカードで誤魔化そうかとも思ったが地味だな…ってことで、今週は鬼と巻物を紹介しよう!ということで「節分ウィーク」だ。かーなーり力技。

 一発目は鬼側から、《ウーコーの手下悪鬼》。一度聴いたら忘れられないフレーズ、手下悪鬼という初見にして即座に意味を理解できる単語の素晴らしさ。手下悪鬼という聞くからに最下層の雑魚敵っぽい役職でありながら、3/2速攻と戦闘力はそこそこあるのも面白い。そして、『未来予知』ならでは「初」づくしの縁起の良いカードでもあるのだ。伊達に未来枠ではないぞ。

 赤と黒両方で支払える、所謂ハイブリッド(混成)マナシンボルを起動型能力のコストとして持つ初めてのカードのうちの1つである。もう1枚は《偶像の石塚》であり、赤黒がこの能力を担当していることが伺える。この起動型能力は、なんてことはないパンプ能力・パワーしか上がらないのでブレス能力と言った方が正しいかもしれない(《ドラゴンの息》由来)。赤はもともとその色であるとして、黒も各種「シェイド」達がマナを注がれてサイズを上げる能力を持っているので、違和感のない作りにまとまっている。この能力は、後に『シャドウムーア』『イーブンタイド』にて導入された。しかしそこに《ウーコーの手下悪鬼》やそれに準ずる名前のカードはなかったため、次元ローウィンからきたものではないことが判明した。

 もう1つは初でありオンリーワン能力。カード自体の色とは別の色によるエコーコストが設定されている。赤のクリーチャーだが、継続して利用しようと思えば黒マナを必要とする。自ずと赤黒でしか運用出来ないように見えるが、そこは速攻持ち。赤単か黒を使用しない構成ならば、それこそ歩く火力として投げ捨てればよい。その運用が強いか弱いかと問われれば返事は後者になるが、赤単でも使える赤黒のカード、なんていうクールなデザインは評価されてよい。

 親玉であるデーモンの王、ウーコーさんご本人にはいつになったらお会いできるのかも楽しみの1つである。

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