2015/02/06 内臓捻りの鬼 - Card of the Day -今日の1枚-

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内臓捻りの鬼/Gutwrencher Oni

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鬼を扱うウィークだったら神河ブロックの面々は外せないでしょ。ストレートに、鬼。そのものである。

FiendとかじゃなくOni。神河の世界で言うところのデーモンである。この次元にはオーガも生息しており、彼らも他の次元では十分に「鬼」を名乗れる風格なのだが、神河には上には上がいる。

そもそもこのオーガ達と鬼は仲が良い。仲が良い、というと語弊があるかもしれないが、危険極まりない鬼を制御できるのはオーガしかいないということである。オーガは鬼を信仰しており、鬼は彼らに呼び出されて顕現し暴れる、邪神であるということだ。

 それをこの上なく体現しているカードの1つが《内臓捻りの鬼》だ。《痛めつける鬼》と対を為す、オーガがいないことでデメリットを誘発するデーモン・スピリットである。

内臓を捻る、という物騒な名前のこの鬼は、あなたがオーガをコントロールしていない場合、アップキープに手札を1枚掻っ攫っていく。普通にポンと出して使用する場合は、パワー5のトランプルというサイズと言えど非常に使い辛い。

これがオーガが隣に1体でもいるだけで大人しくなるのだから、オーガってば癒し系なのだ。

まあオーガ不在で使用しても、展開の最後に据えてこれを唱えてちょうど手札0という運用をすれば大きなデメリットにはならないだろう(構えたい呪文を引いてきた場合は知らない)。

この手のデーモンにありがちな、捨てられないのならばタップ状態になるとか本体に何点ダメージとかそういったシャレにならないデメリットは持っているわけではないので、リミテッドでも使用に耐えうる1枚である。

鬼達はデーモンの基本装備である翼を持たないため飛行は有していないが、その分欲もほどほどといったところだろうか。

 幼少時のキキジキ達はこのような鬼をからかって遊んでいたらしい。まったくもってアホである。危機管理能力というのは持って生まれた才能なのだ。

文字通り内臓を捻られた兄弟友人もいたことだろう。あるいは、こういうアホの子達がいることで神河の生態系は成り立っているのかもしれない。ほほえましい話である。

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