歴戦の司令官/Seasoned Marshal
タグ：Card of the Day, MTGシングル, Seasoned Marshal, ポータル, 岩SHOW, 歴戦の司令官, 第7版, 第9版Card of the Day -今日の1枚- 2015/11/25
歴戦の司令官/Seasoned Marshal
GPの参加回数、皆どれぐらい？僕はここ数年間、ほぼ参加できていないのでその時点でみんなと10回ほどの差がついていそうだ。10回...経験値の差が果てしなく広がっているのを感じる。今、9回戦も戦う体力残ってるかな？そろそろプレイヤーとして、遊んでみたいものだ。黒田さんらベテランプレイヤー達を見ていると、どんな時代でも常に参加し続けているのは本当にすごいなと思う。まさしく歴戦の雄。「戦（いくさ）ウィーク」に相応しき、数々の戦場を経験してきた1枚を今日は紹介しよう。
《歴戦の司令官》は実に白らしいクリーチャー。4マナとミドル級なマナコストでありながら、サイズは同マナコストでの最小クラスの2/2。長いこと戦ってきてそのサイズかいと思わなくもないが、あくまでポジションは司令官であるのでご容赦を。他の兵士を率いて戦を勝利に導ければ自身がゴリゴリの肉弾戦を演じずとも良いのだ。さておき、4マナ2/2だけというわけでは勿論なく、仲間を率いる司令官らしい能力を1つ有している。攻撃に参加するたびにクリーチャーを1体タップする、即ちブロッカー1体を戦わずして無力化させることが出来るのだ。この能力を見せられた相手は、ブロックをしたければ最低でも2体以上のクリーチャーを立たせていなければならない。司令官は最も強力なブロッカーの目をくらませ、戦闘をより有利な展開に持っていくことだろう。飛行持ちの攻撃を通すために到達持ちをタップさせることが出来たりすると気持ち良いことこの上なし。リミテッドならばそこそこやれる...カードだが、今のクリーチャーの基準であればパワー3は最低でもほしいところだなぁ。
このカード、その名の通り歴戦の1枚である。初出は『ポータル』、この時は白髪の女性騎士として描かれている。続いては『ウルザズ・サーガ』、こちらではセラの聖域にて彼女に仕える女性兵士の姿で登場だ。初の基本セット入りとなった『第7版』では甲冑を着込んだ男性へと生まれ変わった。この強そうな姿から再びサーガでの女性のイラストに戻ったのが『第8版』、ここでのフレイバーテキストは7版のものの「彼」が「彼女」に置き換わったものが用いられている。そして最後の登場となった『第9版』。これは8版からイラストはそのまま、フレイバーのみ新規という形となっている。このフレイバーが...なんと、ヴィクトリア女王が発した言葉からの引用。敗北に興味はないし、それらは存在しない。カッコイイなぁ～。