【GP名古屋2016】スーパーサンデーシリーズ・スタンダード デッキテク-梶谷彰信のエルドラージランプ-

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《ニッサの誓い》で《現実を砕くもの》を手に入れそれを即座に走らせた後、続くターンに引き込んだ《精霊龍、ウギン》で相手の反撃の目を摘む。まるでゼンディカーとエルドラージが手を結んだかのようなその光景を繰り出したプレイヤー。そんな梶谷彰信は見事に予選ラウンドを5勝2分で突破。この勢いはぜひとも残しておきたいと考え、お話を伺った。  
梶谷直樹の「エルドラージランプ」
25land 7 《森》 2 《山》 2 《荒地》 2 《燃えがらの林間地》 4 《樹木茂る山麓》 4 《見捨てられた神々の神殿》 4 《ウギンの聖域》 15creature 4 《爪鳴らしの神秘家》 4 《難題の予見者》 4 《世界を壊すもの》 3 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》 20spell 4 《ニッサの誓い》 4 《コジレックの帰還》 4 《ニッサの巡礼》 4 《爆発的植生》 1 《ニッサの復興》 1 《炎呼び、チャンドラ》 2 《精霊龍、ウギン》 sideboard 4 《ジャディの横枝》 3 《次元の歪曲》 3 《頭蓋書庫》 1 《炎呼び、チャンドラ》 2 《精霊龍、ウギン》 1 《虚空の選別者》 1 《部族養い》
  -- エルドラージランプ自体は前環境から存在したデッキで、『ゲートウォッチの誓い』を受けて完成したという認識でいます。決め手となった1枚をあげてもらえますか? 梶谷 《世界を壊すもの》ですね。今までだと《爆発的植生》を打った次のターンのアクションが7で、《精霊龍、ウギン》には1届かないということが多かったけど、それが直接エルドラージにアクセスできるようになったというのが凄く大きいですね。最初は2枚、3枚で試していたけど、あまりにも強すぎてこれは絶対4だなと。 -- やればやるだけ増えていく。 梶谷 そう。そしてそれにあわせて、こっちも絶対強い《コジレックの帰還》も4になって、その結果シンプルな感じのレシピになりました。 -- 《ニッサの誓い》はランプに標準で入っているのですか? 梶谷 いや、めっちゃスカが多くて、どうかなと思ってたんですけど、《ニッサの誓い》を4枚取ることで《難題の予見者》4枚にアクセスしやすいようになっているのが凄く強いです。 -- 《ニッサの誓い》と《精霊龍、ウギン》を置きながら、デッキの内容はエルドラージと言う物語的な矛盾感が非常に面白いなと見ていました。 梶谷 確かにそうですね(笑) -- もともとエルドラージデッキと言えば早いデッキが苦しくて、先ほど仰っていた《コジレックの帰還》で改善されるか、と言われてますが、実際のところはどうですか。 梶谷 全然変わってないですね。基本的に《コジレックの帰還》をケアしてタフネス3のクリーチャーが多く採用されているので、タフネス3の果敢(※《嵐追いの魔道士》)が使われてたり、アタルカレッドも1回果敢されるだけで、圏外にいったりと非常に厳しいですね。なのでサイドボードに《次元の歪曲》を取ってお茶を濁そうかと。それでも全然ダメ。 -- ダメですか。メインに取ろうとまではなってない。 梶谷 メインだともうぶんまわりに期待してダメならサイド戦というほうがいいですね。《コジレックの帰還》《ニッサの誓い》《難題の予見者》を4枚ずつ取ったせいで、従来の形よりランプカードが凄く減っていてこれ以上は枠を減らせない。 -- 新しいセットが出て一週間と言う状態で全く固まっていないですけど、これからのスタンのメタというのはどういう風に考えていますか。 梶谷 赤青果敢は大会であたって、思ってたより強いなという印象を持ちました。 -- 今日大会全般見させてもらって《嵐追いの魔道士》が数が凄い多かったですね。ただ最終戦上位のほうにはあまりいませんでしたが。 梶谷 多分除去コンにきついので、アブザンとかエスパーコンとかが倒してくれたのかなと。それで上がってきたデッキと結果的に当たれたので、割と有利に戦えたのかなと。直接はあまりあたりたくないです。 -- 《世界を壊すもの》や《ニッサの誓い》という話がありましたが、他に工夫されている点などありますか。 梶谷 ランプをやっていると《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が凄くしんどいんですよ。どうしよう、といつも思ってて、メイン・サイドに1枚ずつ《炎呼び、チャンドラ》を取ってみました。エレメンタルトークンで殴ってお茶濁したいなと。 -- 実際にそういう場面は 梶谷 ありましたね。ありました。まぁでも6マナ重いですね。そういった点も含めて安定性をもとめての《ニッサの誓い》です。 -- わかりました、ありがとうございます。決勝戦も頑張ってください。 kazitani グランプリ・名古屋2016 サイドイベントカバレージページに戻る