【BMO Vol.6】BIGMAGIC Sunday Legacy 決勝 井出上 侑生(大阪府) 対 棟 研人(大阪府)
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【BMO Vol.6】BIGMAGIC Sunday Legacy 決勝 井出上 侑生(大阪府)vs棟 研人(大阪府)
by Tatsuo Sekimoto
およそ11時間に及ぶ長丁場をくぐり抜けてきた二人。特に準々決勝、準決勝と激戦が続いたため疲労はピークに達している。だが、二人の闘志は十分。席に着くや黙々と準備を始めた。
実はこの二人スイスラウンドで既に激突している。そのときは棟に軍配が上がっているのだが、決勝は何が起こるかわからない。
二人の準備が完了した。ジャッジの合図とともに、BIGMAGIC Open Vol.6 BIGMAGIC Sunday Legacyの決勝戦が今始まる。
Game1
スイスラウンド上位の井出上は迷わず先手を選択。井出上は《ギタクシア派の調査》でまずは前方確認。
棟の手札は
《汚染された三角州》
《死儀礼のシャーマン》
《若き紅蓮術士》
《稲妻》
《ギタクシア派の調査》
《渦まく知識》
《渦まく知識》
とカウンターなしの攻撃的な手札だ。
井出上は手札を確認したのち《思案》を唱えてターンを返す。
棟は《汚染された三角州》を起動して《Underground Sea》をサーチして《死儀礼のシャーマン》をプレイ。
(井出上 侑生)
2ターン目、井出上は《師範の占い独楽》を唱えてエンド。
返すターンに棟は《若き紅蓮術士》。井出上はここで《Force of Will》を切るか悩むが、次のターンに《騙し討ち》をプレイする目処が立っているため温存する。
3ターン目に井出上は意を決して《騙し討ち》をプレイ。棟の対応はなく通るがタップアウト。起動まではこぎつけない。
ぐずぐずしていられない棟は《稲妻》を本体へ。これに危険を感じた井出上は温存していた《Force of Will》を使いライフを守る。
それでも棟はライフを削るしかない。《若き紅蓮術士》を追加して大急ぎでライフを削る。
だが、時間がないのは井出上も同じ。前のターンにトップに戻っていた《師範の占い独楽》を駆使して弾丸を探す。《グリセルブランド》が見つかるのだが、マナが足りず《騙し討ち》が起動できない。]
井出上の終了ステップの時点で、棟の盤面には《若き紅蓮術士》×2、エレメンタル・トークン×2、《死儀礼のシャーマン》(アンタップ状態)が。残り12点の井出上に対して2点たりない。
棟は《死儀礼のシャーマン》の能力を起動してマナを出し《渦まく知識》を唱える。エレメンタル・トークンが2体出るが《死儀礼のシャーマン》のライフルーズがなくなったため、やはりまだ2点足りない。
しかし、棟はもう1枚の《渦まく知識》を唱えることによってぴったり12点を用意した!
棟の戦場にいるクリーチャーのパワーの合計を数え始めた井出上は間に合わないことを知って次のゲームに進むことにした。
井出上 0-1 棟
Game2
後手の棟は1マリガンしてスタート。
先手の井出上は《沸騰する小湖》を起動して《島》を持ってきて《思案》。3枚見てドローする。
後手の棟は《溢れかえる岸辺》から《Volcanic Island》をサーチして《秘密を掘り下げる者》をプレイ。両者1ターン目から動くアクティブな展開だ。
井出上は2ターン目に迷わず《突然のショック》をプレイして《秘密を掘り下げる者》を退場させる。
棟は《思案》で後続を探すが、見つからずターンエンド。
そんな棟をしり目に井出上は《実物提示教育》をプレイ。
棟は《Force of Will》で退けるが続けて唱えられた《渋面の溶岩使い》を許してしまう。
井出上は《僧院の導師》を唱えさらに攻める。だがそれを読んでいた棟は温存していた《稲妻》を《僧院の導師》に向ける。
《僧院の導師》が墓地に行く前に対応して井出上が《突然のショック》を唱えたため戦場にモンク・トークンが1体残る。
(棟 研人)
棟は2枚目の《稲妻》を引き込み《渋面の溶岩使い》を対処するが、負けじと井出上も2枚目の《渋面の溶岩使い》を唱える。
井出上はモンクを果敢させて棟のライフを削る。だが、残りライフ8のところで棟の戦場に《グルマグのアンコウ》が現れる。
井出上は果敢させたモンクと《渋面の溶岩使い》の合わせ技で何とか《グルマグのアンコウ》を倒すが、戦場には《渋面の溶岩使い》が残るのみとなる。
棟はここがふんばりどころとばかりに《森の知恵》、《死儀礼のシャーマン》と唱え一歩も引かない。
だが、ライフ5という場面で井出上が《稲妻》をトップデッキ!
とはいえ、井出上の場には赤マナ源が一枚しかないためこのターンは生き残れるかと思われた。だが赤マナを求めて唱えた《渦まく知識》がフェッチランドを呼び寄せた。
井出上 1-1 棟
Game3
3戦目までもつれ込んだ決勝戦。両者7枚でキープを宣言した。
先手の棟は《秘密を掘り下げる者》。
これに井出上は《Force of Will》で対応。(コストは狼狽の嵐)
後手の井出上は《師範の占い独楽》スタート。
出鼻こそ挫かれたものの、棟は2ターン目に《若き紅蓮術士》。攻勢を緩めない。
アップキープに《師範の占い独楽》を起動した井出上は少し考える。井出上はメインに《沸騰する小湖》を起動して《山》をサーチして終了。
棟は2体目の《若き紅蓮術士》を唱える。だが、手札にインスタントかソーサリーがないのかトークンを出すことはない。
2ターン目に出した《若き紅蓮術士》がアタックに向かい井出上のライフは16点になる。
井出上は《思案》を唱えたあとに《師範の占い独楽》起動してエンド。井出上の手札には《引き裂かれし永劫、エムラクール》と《僧院の導師》がありどちらのルートも視野に入っている。だが、コンボをするためには《実物提示教育》も《騙し討ち》もない。一方、《僧院の導師》ルートには白マナが足りない。
止まった今がチャンスとばかりに棟は《陰謀団式療法》。指定は《突然のショック》。
《僧院の導師》
《僧院の導師》
《引き裂かれし永劫、エムラクール》
《師範の占い独楽》
が公開される。表こそヒットしないものの、フラッシュバックで2枚落とせるチャンスだ。
勿論、棟は《陰謀団式療法》をフラッシュバックする。指定は《僧院の導師》で井出上の手札から2枚落ちる。
さらに《若き紅蓮術士》によって差し引き3体のエレメンタル・トークンが生まれる。棟は2体の《若き紅蓮術士》をレッドゾーンに送りこみ井出上のライフを削る。
井出上のライフは残り11点だ。
自分のターンに入った井出上は《師範の占い独楽》を起動してライブラリーを操作するが、コンボパーツは見つからない。
場のクロックは7点。まだ次のターンがあるかと思われた。
エンド前に棟が唱えた呪文は《稲妻》!井出上に3点ダメージが入りさらに2体のエレメンタル・トークンが出る。
3点+2点+7点=12点。
次のターンがないことを確認した井出上は棟に握手を求めた。
変幻自在なクロックを巧みに操る棟が決勝を制した。
井出上 1-2 棟
棟 win!
BIGMAGIC Sunday Legacy優勝は棟 研人(大阪府)!
おめでとう棟!
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