泥衣のワーム/Dirtcowl Wurm
タグ:Card of the Day, Dirtcowl Wurm, MTGシングル, テンペスト, バトルロイヤル, プレリリース, 岩SHOW, 泥衣のワームCard of the Day -今日の1枚- 2016/04/02
泥衣のワーム/Dirtcowl Wurm
泥衣のワーム/Dirtcowl Wurm現在行われているプレリリース・トーナメントには前身のプレリリース・パーティがあり、形はプレリと同様だがプロモが違う発売記念パーティというものがあったり...と、プレリリースの歴史についてだけでも記事が一本書けてしまうレベル。今週は「プレリリース・プロモ・ウィーク」と題して、これらのイベントで配布されてきた経験のあるカード達を紹介してきた。最終日、本日の1枚は...これしかない。始まりのプロモ、プレリリース・プロモ第1号である《泥衣のワーム》を紹介しよう。
『テンペスト』発売前に開催されたプレリリースで、そのカードは配られた。同セットの緑のレアである《泥衣のワーム》。初めて配布されるプロモカードには、そうであることをわかるように特徴が刻まれることに。Prereleaseの文字と丸で囲んだMのマークが、クリーチャータイプとエキスパンション・シンボルとの間に金色で刻印される形で、この記念カードが作られた。まだFoilカードも作られていない時代の、ささやかなプロモーション要素だったこの金色の刻印だが、現在でもプレリリースが開催された日付を同様の形でいれたものがプレリプロモの証となっているので、もうかれこれ20年ぐらい受け継がれた伝統である。歴史を感じるね。このプロモが刷られた年に生まれた子が、来年には二十歳なんやで?
カードとしては5マナで3/4、ワームにしてはちょっと小さい方ではある。しかしながらこいつの能力は、ここから成長してゆくもの。あなたの対戦相手が土地を1つプレイする度にこのワームは+1/+1カウンターを得てサイズを上げて行く。5マナ4/5でも、まあちょっと...5マナ5/6...普通やな...5マナ6/7...いける。というわけで、少なくとも土地を3枚はプレイしてもらわないとお話にならない。何せ戦闘に関するキーワード能力を1つも持っていないのだ!だったら、とにかく大きくなって貰わなくちゃならない。となれば、5マナのカードであってもいち早く戦場に出さなければいけない。後半になればなるほど、このカードが能力を発揮することがなくなる。ある程度の枚数が揃えば、土地カードとは戦場に出さずともゲームを行うことが出来る。下手すりゃ、5ターン目に出したところで赤単なんかはこっちはもう4枚で間に合ってますよとスルーされかねない。というわけで用いるのであれば、マナクリーチャーなどを使用していち早く戦場へ!あるいは《不毛の大地》《冬の抱擁》《略奪》《ハルマゲドン》なんかでゴリゴリと土地を攻めるプランで攻めるデッキのフィニッシャーに据えるとか、そういう工夫が必要なのかもしれない。
「プレリリース・プロモ・ウィーク」を見てこれらをコレクションしたくなった君!このワームには、金の文字が印刷される位置がずれてテキスト欄内やイラストの上に捺されているエラーカードが存在するので、それらのレアものには手を出してほしいぞ!(無茶ぶり)