サングライトの反発/Sangrite Backlash
タグ:Card of the Day, MTGシングル, Sangrite Backlash, アラーラ再誕, サングライトの反発, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2016/05/9
サングライトの反発/Sangrite Backlash
I'm back! プロツアー・ゴールデンウィーク・グランプリ...続きに続いた各種イベントの流れもいよいよ断ち切れたため、Card of the Dayを再始動させていこう。久しぶりに書く今週のお題は...I'm back!(帰って来たぜ!)ということで、「Backウィーク」にしてみよう。カード名にBackの語を冠する1枚を紹介していこうじゃないか。
1枚目は《サングライトの反発》。反発は英語でBacklashだ。ではサングライトは?サルカン曰く「脈打つ竜の心臓」とのこと。とげとげの水晶らしく、これには魔力が秘められているらしい。叩き壊せば、その中に秘められた力が放出され、ダメージを与えることが出来るらしい。故にドラゴンの息吹が結晶化したもの、と考える者もいるようだ。アラーラの断片の1つ、ジャンドでは一般的な鉱物なのであろう。
カードとしてはジャンドカラー(赤黒緑)の3色のオーラであり、マルチカラーでありながらハイブリッドという珍しいカード。赤は固定で、それにプラスで緑か黒のどちらかを支払い唱える。赤緑or赤黒どちらのデッキでも使えて便利は便利である。カードとしては、これがつけられているクリーチャーに+3/-3修正を与える、というシンプル極まりないオーラ。基本的には除去として用いることになる。2マナでタフネス3まで除去できるのであれば御の字。『アラーラ再誕』が存在するリミテッド環境下では、除去出来るクリーチャーの幅は広く悪くない除去である。何より2色のカードでありながら、ジャンドデッキをピックしていればとりあえず《山》さえあれば《沼》か《森》のどっちかで唱えられるというのが悪くなく、実質1色のカードとして利用可能だ。
ただ、ジャンドでは実質1色のカードでも他の色をやっていれば2色のカードであることには変わりなく。ナヤ(緑白赤)やグリクシス(黒赤青)では赤緑の固定マルチカラーのカードであるので、あつかいやすいというわけではないし正直なところもう一声欲しくところ。
自身のクリーチャーにつけてパワーを上げて押し込むという手もないわけではない。ただ、タフネスを3下げるというのリスキーな行為でしかない。タフネスが高く回避能力を持っているクリーチャーに用いるのが良いのだろうが、そういうクリーチャーはそういったサポートをそもそも必要としないものだろう。
イラストでは、体が機械の人間の皮膚を突き破りサングライトの結晶がその姿を見せている。おそらくは断片の1つ・エスパーに属していたエーテリウムと呼ばれる金属で身体を機械化した者だろう。ジャンドの鉱物をその体内に取り込んだところ、適合せずに爆裂した、というシーンなのだろう。こんな死に方はイヤだな。