チャブ・トード/Chub Toad
タグ:Card of the Day, Chub Toad, MTGシングル, チャブ・トード, 岩SHOW, 第5版Card of the Day -今日の1枚- 2016/07/08
チャブ・トード/Chub Toad
チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。 急いで逃げないと、 もう、逃げられない。
《ギトラグの怪物》のようなクリーチャーが出てきたのは真に喜ばしい。人間を喰らうカエルのモンスター、なんとも古典的なUMAものの雰囲気が堪らない。歯まで生えて、ああなるともうカエルというよりワニ、恐竜の域だ。「ギトラグ・モンスター」という映画があったとしたら、前半の30分は怪物が登場しなくて、クッソ退屈しそうなのもイイネ。
チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。 急いで逃げないと、 もう、逃げられない。
実際にこの怪物のような巨大ガエルというものはいるのだろうか?一般的にカエルと呼ばれる、無尾目の仲間での最大種はゴライアスガエル。個人的にはゴリアテと呼びたいが、そこはどうでも良い。このカエルで足を延ばして図った全長で80cm・重さは3.3kg。巨体の持ち主で、現地ではザリガニなんかを食っているらしいが...勿論、人間を喰らうには程遠い。
チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。 急いで逃げないと、 もう、逃げられない。
無尾目は水中にどっぷり浸かって生きているってわけでもないので、自重を支えることを考えると大きくなるには限界があり、むしろ小型化して成功した仲間である。でも、マジックの世界にはそんな心配は無用。マナの力によって、脊椎動物も無脊椎動物も、重力なんか無視して考えられないサイズに成長することが可能だ。先のギトラグ以外にも、巨大なカエルがいる。今日の1枚、《チャブ・トード》がそうだ。
チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。 急いで逃げないと、 もう、逃げられない。
緑の3マナ1/1、サイズ自体はてんでダメだ。ただ、ブロックするかされるか、所謂接触戦闘を行うとその辺のゾウならば相討ちにする3/3へと膨れ上がる。クリーチャーと接触した際に+2/+2修正を得るという能力だ。これ、そのまんま武士道2と同じ能力なので、置き換えても挙動には全く問題がない。ないのだが...やっぱり《チャブ・トード》って名前のやつがそれを持っているのはおかしいだろう、ということで今日でもカードに書かれたままの能力なのだが、海外のマジックファンなんかは「Samurai Chub Toad」のようなコラ画像を作って楽しんでいるようだ。
ちなみにこのカエルの名は、かつて開発部にいた人物の口癖「Bad Touch」のアナグラムとのこと。このクリーチャーにこの能力は不適当(Bad Touch)だ、みたいなことを毎日のように言っていたのかもね。日本人には馴染深い『第5版』に入っていたので、これのフレイバーテキストを強く覚えている人もいることだろう。「チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。 急いで逃げないと、 もう、逃げられない。」不気味極まるね。じゃあ、もう十分に書き連ねたと思うので、タイムカード切って出社しようと思う。それじゃ。
チャブ・トード、チャブ・トード、 ドアの外。